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私立大医学部入試の現状

少子化が続く日本では定員割れを起こす大学が増加しており、閉校する私立大学も出てきています。
そのような状況下でも医学部に関しては受験生の数はまったく減っていないどころか増加傾向にあります。
ここではそんな大学医学部入試の原状について紹介していきます。

【医学部入試コラム 目次】

なぜ私立大学医学部は人気なのか

国公立大学医学部は狭すぎる門

医学部の定員は医師不足解消などの目的のために増員傾向にあります。
しかし国公立大学、特に東京・京都・大阪などの国公立大学は人気が集中していることもあって偏差値が70を超えているところばかりです。
なぜ国公立大学にそんなに学生が集まるかと言えばやはり、「学費の違い」が大きいでしょう。
国公立大学の授業料は一般的な学部の大学と比べればはるかに高額なものの私立の医学部と比べるとはるかに安くなっています。
私立大学の医学部では6年間の授業料で数千万円というところもあるように非常に高額です。
そのため国公立大学医学部が人気となっているのです。

60台前半ぐらいの偏差値

では私立大学医学部とはと言うと、国公立大学医学部を上回る倍率となっているほどの人気を誇っています。
私立大学は学校ごとに授業料が違っていますが、平均すると3000万円ほどが6年間のうちにかかります。
それでも私立大学の医学部が人気になるのは偏差値が関係していると言われています。

東大や京大、阪大などが軒並み偏差値70台後半のなか、私立大学の医学部は早稲田や慶応が70程度、他はほとんどが60台前半くらいの偏差値となっています。
これが大きく影響していると言えます。

また、授業料に関しても全体的には値下げしていく流れがあります。
しかしこれはさらに倍率を上げる原因にもなっています。
帝京大学医学部では2014年度に授業料の値下げを行いましたが、このことによって前年度の倍率50.2倍から77.9倍にまで上がりました。
78倍となるととんでもない難易度です。
私立大学の医学部はこれだけの人気を誇っています。

教科、科目を選ぶことができる

偏差値と並んで私立大学の医学部が人気になっている理由が「教科、科目」です。

国公立大学医学部では大学入試共通テスト(旧:センター試験)を必ず受けなければならないために5科目7教科を学習していなければいけません。
これが苦手がある学生にとってはかなりの苦痛となっているのです。
しかし私立大学の医学部の場合はすべての教科、科目を受験しなければいけないわけではありません。
学校によって社会がない、国語がない、理科が3科目ではないとなっているのです。
そのためうまくいけば自分の得意教科だけで受験をするということも可能となっていきます。
学生にとってはそれが大きなメリットとなっているのです。

私立大学医学部の現状

教科では理科がポイント

私立大学の医学部の一般入試の多くは英語、数学、理科2科目という4科目受験が多くなっています。
一部は東海大学のように理科が1科目であったり、国語なども含めて選択できるという大学もありますが、基本的には大きくは変わりません。
4科目受験のうち2科目が理科ですので、入試の半分が理科の出来によって決まるということになります。
そのため、範囲をすべて終了させて2週目、3週目に入れる浪人生が理科は有利とされています。
現役生の場合は学校に任せていては3年生の早い段階で理科のカリキュラムがすべて終わらないということがあります。
塾や予備校、家庭教師などを利用して自分で学習を進めていく必要があります。
私立大学の医学部に合格するには理科をどれだけ自分のものにできるかどうかが重要となるのです。

小論文と面接は必須

私立大学の医学部の二次試験では小論文や面接が必須となっているところが多くあります。
そのため試験科目に国語がなくても「文章力」「表現力」がなければ合格は厳しくなります。
これは医師としての適性を見るために行われるものです。
患者対応ができるか、研究課題を発表できるか、説明がわかりやすいかといったことが見られていきます。

テーマについては医療関係のものが割合的には多いのですが、社会情勢や流行となっているものなどが出されることもあります。
新聞やニュースを通じて広く情報を集めておく必要があります。
面接では特別なことが聞かれるわけではありません。
普通の質問に対してどれだけ落ち着いてしっかりと対応ができるかどうかが試されます。
ハキハキと大きな声で答えるということを心掛けていきましょう。

まとめ

私立大学の医学部は年々受験者数が増加傾向にあります。
これは学費の値下げや国公立大学医学部の学力の難化を考えると当分は変わらないと考えられています。
倍率は厳しいものになっていますが、少ない試験科目や国公立よりも低い偏差値などを考慮して受験校を決めていきましょう。