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【医学部入試コラム2】模試は受けた後が本番。模試の効果を3倍アップする活用テクニック

[1] 模試を有効利用できていますか?

「今回の模試は○点だった。良かった(悪かった)」などの声をよく聞きます。

良ければ自信になるし、悪ければ反省して次につなげる。悪くてやる気を失ってしまうこともあるとは思いますが、模試にはその時点での自分のポジションを確認する役割があり、今後の学習計画にも大きな影響を与えることになります。

しかし、それだけでは模試を有効に利用できていることにはなりません。模試をもっと自分のために活用する方法についてみていきましょう。

[2] 正解、不正解で一喜一憂していませんか?

問題演習を行うときにも同じことが言えるのですが、正解、不正解で一喜一憂せず、模試を解いた時の問題と解答を見直してみましょう。

問題用紙には、提出する答案用紙に書いたものと同じ答えが記入してありますか?
記入していない人は、今後のためにも、これからは必ず答えを記入するようにしましょう。

[3] ○、△、×で分類をしてみましょう。

次に、それぞれの問題に、○、△、×を記入しておおまかにこのように分類してみましょう。

  • ○…完璧にわかって解いた問題、なぜその答えになるのかを説明できる
  • △…たぶんこの答えだと思うが、自信がない、説明まではできない
  • ×…わからなかった、適当に答えた問題

さて、正解したもののうち、○を記入して正解したものはどのくらいあったでしょうか?

○→正解が今のあなたの実力によるものです。
つまり、この分だけの点数が、現時点での本当の実力。

マーク模試や選択式の問題では、適当に選んだものが正解となることがありますが、この点数は本来の実力ではありません。
これまでの勉強ではおそらく、不正解だった問題だけ復習していたのではないでしょうか?

[4] △、×の復習が重要

本当の実力をつけるためには偶然当たった問題(△や×だったのに正解した問題)も復習していかなければならないのです。
△だった問題は復習することで次回は○に変わる可能性がありますし、×だった問題は自分での復習では△に昇格させる程度かもしれません。

しかし、先生に指導してもらいながら復習すれば○にかわるかもしれません。
とにかく○を増やしていくことで安定した実力をつけることができるわけです。
「今回90点だった!けど○は40点だった」ならば、良い成績だったのは見かけだけで、実力は40点ですから、次の模試では下がる可能性が大きくなります。

しかし、しっかり復習しておけば次回も80~90が見込めるようになるわけです。

模試や問題演習は正解、不正解を見るのではない!わかっていないところを洗い出すために行う!
これによって今後どんな学習をしていけばよいのかが見えてきます。
かえって、模試の点数が悪かった時の方が、成績が伸びて行ったりするのかもしれませんね。


我々が模試の状況を見て、学習計画を作り上げるお手伝いをします。
模試の結果を学習計画に反映させて、成績を伸ばしていきましょう。


【次回は⇒問題集は解くのではなく自分の理解度、達成度を確認するためのもの】をお送りします。