【医学部入試コラム1】勉強量を増やしても、成績が伸びていかない理由とは? | 医学部を目指すならアズメディ

医学部受験専門のプロ家庭教師アズメディ

【医学部入試コラム1】勉強量を増やしても、成績が伸びていかない理由とは?

[1]勉強嫌いはやり方そのものに問題があるでしょう。

たくさん勉強しているのに成績が上がらない、どのように勉強すればよいかわからない…
これは多くの人が抱えている悩みだと思います。
それ以前に、勉強が嫌い、何から手を付けてよいのかわからない、などと感じている人も多いことでしょう。

覚えろと言われたことを覚える、漠然と問題集を解く、といった単調な勉強自体は確かに効果はあると言えますが、ほとんどの人にとっては効率が悪く、苦痛を感じるだけになってしまうことでしょう。
つまり、勉強嫌いになることの原因は、勉強のやりかたそのものに問題があると言えるでしょう。

[2]小学校での勉強法は 繰り返しが中心。

小学校からの勉強では、計算ドリルや漢字練習など繰り返し練習することで、できる内容を増やしていく勉強が中心になっていた人がほとんどです。
その過程でわからないこと、理解できないことがあっても、覚える学習のために、本質が定着しないまま表面だけわかったような形(テストで点数が取れているからOKのように)でもそこそこの成績が見込めてしまいます。

[3]中学校以降では、基礎が確立されていないままだと勉強嫌いに。

しかし、中学校以後の勉強ではそれまでの内容を基礎として、応用、発展させて知識が広がっていくのですが、基礎が確立されていないままだともはや何をやっているのかわからなくなり、授業についていけなくなる、どのように勉強していけばよいのかもわからなくなり、勉強嫌いになってしまいます。

ほとんどの人は、小学校から大学受験までの過程のどこかでこのパターンに陥り、成績停滞になります。

[4] 成績が上がる人のパターンとは?

現時点で偏差値が低い人でも高い人でも皆同じで、比較的早い段階で停滞してしまったのか、最近停滞してしまったのか、それが現時点での実力に反映されているわけです。
偏差値が高めの人は、ある程度基礎が確立されているので、壁にぶつかったときに自ら理解不足の点を見つけ、復習し、補うことができます。

そのため、授業の予習で不足している分野を見つけ、その点を中心に講義を聞き、疑問を解決し、復習で自分のものにするサイクルが確立されていきます。
成績が上がる人は、壁にぶつかってもその壁を乗り越える方法を探し、新しい道を切り開いていくことを繰り返しているのです。
成績が上がらない人は、多くの壁にぶつかりすぎて、まずどの壁を乗り越えればよいのか、そのために何が必要なのかがわからなくなってしまっていることがほとんどです。

このような状態を独学でクリアしていくことは相当難しいことでしょう。
苦手は「嫌い」が原因です。自分を見つめなおして、「嫌い」になった原因を見つけることは難しいと思います。どこが原因になっているか、それを取り除くためにどうすればいいか、チェックしてもらうことが近道です。

目標は合格する力を身に着けること。焦らずゆっくり、そして確実に壁を一つずつ一緒に乗り越えていきましょう!


我々の指導は「教える」ことではなく「気づかせる」ことがモットーです。

問題の答えを教える、語呂合わせを教える、お得なテクニックを教える、というような指導はわかった気にさせるだけのもので、実力を養成する指導ではないと考えています。

対話形式の指導の中でそれを気づかせ、取り除き、次のステップに進んでいくことで徐々にレベルアップを目指していきます。


【次回は⇒模試は受けた後が本番。模試の効果を3倍アップする活用テクニック】をお送りします。