勉強だけではない!夏休みにできる医学部受験対策
受験倍率も高く、入試難易度が高い医学部入試。
志望校、受験科目を明確にし、スケジュールを立て、コツコツと進めて行く必要があります。
もっとも、医学部入試では筆記試験のほかに面接試験も課されることから、志望動機を明確にするなど、いわゆる勉強以外にも準備すべきことが多くあります。
そこで今回は、夏休みにできる医学部受験対策と題し、勉強以外にできること、すべきことについてまとめていきます。
▼目次
志望校を知る
情報収集の大切さ
何かを目標とする場合、まずはゴールを明確にする必要があります。
日本には80を超える医学部が存在します。
地域も全国にわたっており、各大学に特徴があります。
自分がなりたい医師像を明確にし、6年間、自分が大いに成長できる環境を選択する必要があります。
そのためには、情報収集が欠かせません。
オープンキャンパスに参加してみる
情報収集のまず第一に挙げられるのが、オープンキャンパスに参加することでしょう。
実際に通うキャンパスの雰囲気や、施設設備についても直接目にすることができ、進学した自分の姿を想像することができます。
もっとも、今年は新型コロナウイルスの影響で、オープンキャンパスの開催自体が見送られています。
今年はコロナの影響でWeb開催の大学も
その影響もあり、Webでの相談会を開催するところも増えています。
Webでは、入試担当の方と直接話ができるなど、Webならではの利点もあります。
こうしたものに積極的に参加することで、勉強のモチベーションも上がることでしょう。
オープンキャンパスが物理的に開催されないということで終わらず、情報収集のための行動は積極的に行う必要があります。
志望動機書を作成してみる
医師になりたい理由とは
出願時や面接時に必ず必要となるもの。
それが志望動機書です。
志望動機書でまず必要となるのは、医師になりたい理由です。
どんな医師になりたいのか、医師になって何がしたいのかなど、将来の自分の姿を思い浮かべまとめる必要があります。
志望理由書というと、出願前に考えればよいと考える受験も多いですが、出願前は勉強に時間がとられます。
また、夏休みという早い時期に志望動機を整理しておくことで、9月以降の勉強がさらにはかどるという効果もあります。
貴学を志望する理由とは
志望校を明確にすることも、可能であればしたいところです。
9月以降、勉強では過去問演習に徐々に移行していくことになりますが、志望校が明確であれば、対象を絞った対策が可能となります。
選ぶポイントはさまざまです。
場所、学費、研究・臨床のどちらに力を入れているかなど、ポイントを整理して選択をする必要があります。
何となく医学部を受験するということがないように、志望校の絞り込みも夏休みのうちにしておきましょう。
長所・短所など
長所・短所など、個人の特徴を見る質問がなされることもあります。
こうした一般的な質問に対してどう答えるかについても、夏休みのうちに少し考えておきましょう。
出願前や面接試験前に焦ることのないよう、早め早めの準備が必要です。
受験日までの学習計画表を作成してみる
ゴールからの逆算
志望校が明確でない場合には、詳細に計画を立てることは難しいですが、目標を達成するためには計画を立て、コツコツとこなしていくことが大切です。
新型コロナウイルスの影響もあり、さまざまま状況の変化が考えられますが、現時点でも各大学の入試日程は公開されています。
新テストの受験や推薦入試受験の有無など、考えるべきことは多岐に渡ります。
各ゴール地点を明確にして、やるべきことを夏休みのうちに整理しておくことが、9月以降の過ごし方を決めます。
インプットとアウトプットを繰り返す
勉強でも面接対策などでも、意識すべきことはインプットとアウトプットを繰り返すことです。
頭に入れた情報も、実際に使えなければ、相手に伝わりませんし、得点にもつながりません。
やるべきことを明確にしたうえで、忘れないための工夫、知識を頭に残すためにアウトプットを意識的に行なうことも考える必要があります。
まとめ
夏休みは受験の天王山。
こうも言われますが、医学部合格には、勉強以外にもやるべきことがあります。
勉強に集中するあまり、情報収集や志望動機の整理などはどうしても後回しになりがちですが、いまの時期にやっておくことで間違いなく直前期にプラスの効果が出ます。
時間をうまくやりくりして、総合的な受験対策をしていくことをおすすめします。