女子が医者になるには何をすればいい?医学部受験や結婚・出産を伴うキャリアプランを解説 | 医学部を目指すならアズメディ

医学部受験専門のプロ家庭教師アズメディ

女子が医者になるには何をすればいい?医学部受験や結婚・出産を伴うキャリアプランを解説

「医者」と聞くと、未だに男性の職業というイメージを持つ人も多いかもしれません。

しかし、近年女性医師が働く環境は変わってきており、育児や家事と両立できる環境が整いつつあります。

そうは言っても、誰もが簡単に医者になれるわけではありません。

医者になるためには、相当の努力が必要となり、様々な条件をクリアする必要あります。

そこで今回は、医者になるための流れや女性医師のキャリアプラン・働き方を紹介します。

医者を目指すことに迷いを感じている女子学生の方は一度目を通してみてください。

▼目次

女子が医者になるにはどうすればいい?流れ・必要年数

医学部への進学

「医者になりたい!」と決意し、まず初めに必要なことが「医学部への進学」です。

どの大学の医学部であっても、他の学部と比べると偏差値が圧倒的に高い場合が多くあります。

さらに受験科目が多くなっていたり、私立と公立では学費に大きな差があったりするので、しっかりと志望校を考える必要があります。

また、無事入学することができても、他の学部とは違い6年間の勉強が必須となります。

そのため、入学するためにも並々ならぬ努力が必要ですが、入学後も6年継続して努力する必要があるのです。

国家試験の受験

6年間の勉強にしっかりと取り組み、卒業見込みがあると判断されると「国家試験」を受験することができます。

そして、国家試験に合格することができれば、「医療行為を行っても良い」ということが認められたことを証明する医師免許を取得することができます。

国家試験は難易度が高いというイメージを持っている人が多いかもしれませんが、医学部を卒業した約90%の学生が合格することができているというデータがあります。

そのため、在学中は気を抜かず、卒業するため継続して勉強することができれば、ほぼ確実に医者になれるということです。

2年間の研修

医師免許取得後は、2年間の研修に参加する必要があります。

この研修では診療科目ごとに研修を受ける必要があるため、これほどの時間がかかるのです。

余談にはなりますが、時々研修医を題材にしたドラマや映画が放送されています。

これはこの2年間の研修を受けている医者の卵達を描いているのです。

この研修が無事終了すれば、無事一人前の医者になることができます。

つまり、大学受験での浪人、入学後の留年、国家試験での浪人などがなければ、最短8年間で医者になることができます。

女子の医学部合格者数は増加傾向!

現在女子の医学部合格者数は増加傾向にあると言われています。

理由としては、近年発覚した不正入試にあると言われています。

不正入試では、大学側が男性と女性の合格者数を操作しており、女性が医学部に入りづらくなっているということでした。

この事実が発覚したことによって、公正な入試が行われるようになり、これまで以上に医学部における女性合格者が増加したのです。

そのため、「女性が医者になるなんて難しいに決まっている」「女性医師は歓迎されていない」などとは思う必要はありません。

医学部合格のための勉強方法

医学部受験では環境を整えることが重要!

ある予備校が現役の医者に対してあるアンケートを実施しました。

そのアンケート内容は、「医学部受験のための勉強において、有効だった取り組みは何か?」というものです。

上位3位の回答は、「集中できる環境」「基礎を徹底的に固める」「規則正しい生活」でした。

このように、医学部受験では、どんな勉強方法よりも、勉強する環境や生活リズムなどが重要となります。

しかし、自らそのような環境や生活リズムを作り出すのは非常に難しいことです。

そこで医学部を目指す受験生をサポートしているサービスを紹介します。

医学部専門予備校を活用する

まずは「医学部専門予備校」です。

医学部専門予備校は他の予備校とは違い、医学部を目指す仲間が集まり、日々競い、協力しながら勉強を進めていきます。

また、講師は医学部に特化しているので、医学部受験に必要なことを効率良く学ぶことができます。

さらに、広々とした自習室が完備されていることはもちろん、予備校によっては浪人生向けに下宿できる部屋を用意している場合もあります。

受験を1人で乗り越えようとする心意気は立派ですが、周りを頼りながら効率よく勉強を進めていくことも受験勉強では重要なことです。

医学部受験向けの家庭教師を利用する

「医学部受験向けの家庭教師」もおすすめです。

家庭教師と聞くと、「週に数回自宅を訪ねてきてその時だけ勉強を見てくれる」というイメージがあるかもしれません。

しかし、医学部受験向けの家庭教師は違います。

医学部受験向けの家庭教師は、生徒の学力や志望校を把握した上で1人ひとりにあったカリキュラムを作成するので、基礎から徹底的に固めることができます。

さらに、大手予備校での指導経験のある講師が多数在籍している場合が多く、指導力は圧倒的です。

他にも、独自の教材を使用したり、リモートで質問することができたりするなど、様々なサポートを受けられところも魅力です。

さらに大前提として、自宅で勉強することができるので、リラックスしやすく、集中力も高い状態で勉強に取り組むことができます。

【結婚・出産】女医のキャリアプラン・働き方

出産や子育て後の復帰は可能!

先ほども説明しましたが、医者は一人前になるまでに、最短でも8年間はかかります。

そう考えると、結婚や出産、子育てなどとの両立ができるのか心配になるのも仕方ありません。

しかし、心配はいりません。

現在、日本では医者不足が深刻化しており、医者を求める求人は溢れています。

そのため、結婚や出産、子育てで一度現場を離れてしまっていたとしても、復帰することは難しくありません。

ただし、医学も速いスピードで発展していくので、現場から離れている期間も最新の情報を得るための勉強は必須となります。

子育てをしながら働く方法もある◎

働き方を工夫すれば、子育てと両立しながら働くことも可能です。

医者と言ってもフルタイムで働くことが全てではなく、短時間だけパートタイムで働くことも1つの手段です。

また、開業医を目指すのも1つの手です。

開業医の場合、自宅と仕事場を同じ建物内にしたり、近い場所にすることができるので、休み時間に自宅に帰って家事や育児をすることができます。

さらに、開業医であれば定年退職がないため、自分自身が働ける間は働き続けることができるため、将来のことを考えても魅力的な選択肢です。

しかし、開業するためには資金面での負担が大きいので、そういった部分を考慮した上での検討が必要です。

まとめ

ここまで、医者になるための流れや女性医師のキャリアプラン・働き方を紹介しました。

医者という職業は、一人前になるまでにも相当な努力が必要ですが、医者になってからもその努力を続けなければなりません。

しかし、それだけ専門性が高く、人々に求められる職業であるということは間違いありません。

また、産婦人科や小児科などでは「女性医師に診てもらいたい」という声が多いのも事実です。

何事も一歩踏み出す前や何かに挑戦する前は不安な気持ちになるものです。

しかし、少しでも「医者になりたい!」と思う気持ちがあるのなら、勇気を出して挑戦してみましょう!