集団授業と個別指導、どっちがいいの?
成績を高めるためにどのような勉強をするべきか?
これは人それぞれだと思います。
前回のコラムでも述べましたが、成績がどこで停滞したか、いつ壁にぶつかって進めなくなっているのかが異なるからです。
学校の授業や予備校の授業のほとんどは集団で行っています。
このような集団授業は、時間の制約がある(決められた時間内にテキスト・教科書の内容を進めなければならない)ため、一人一人が理解できたかどうかにかかわらず授業が進行していきます。
ですから、集団授業を効果的に受講するためには、しっかりと予習をし、どこがわかっていてどこがわかっていないのか、どの部分を授業を聞いて明らかにしなければならないのかを把握して臨まなければならないのです。
単に受講してなんとなく聞いているだけでは時間とお金の無駄になってしまうことでしょう。
集団授業に適している人の特徴
集団授業で力をつけるのに適している人は、
①きちんと予習して自分の不明な点を明らかにすることができる
②授業のどの部分を重点的に聞けばよいかがわかる
③授業の後でしっかり復習できる、
これらの方法を確立できている人です。
これから集団授業を受講していこうとしている人は、この3点を身につけていくようにしなければいけないですね。
個別指導に適している人の特徴
対して、個別指導は、
①集団授業に適している人の特徴である3点が確立できていない人
②自分がどこがわからないか把握できていない人
③わからない部分が多すぎてどこから手を付ければよいかわからない人
④ある程度できるけども時間効率良くレベルアップしていきたい人
にお勧めです。
我々プロの講師は「わからない」内容に対して、少しの話をすれば「わからない」原因が特定できます。それをわかるようにするために、「わかっている」部分からアプローチして自分で解決できるよう誘導していきます。
その結果、1つずつわかるところが増えていって、気づいたらいろいろな問題を考えられるようになり、新しい内容もそこに積み重ねていってレベルアップしていけるのです。
個別指導はそれぞれのペースに合わせて行っていくので、わからないから置いて行かれるということはありません。
はじめは時間がかかるかもしれませんが、ある時期から加速してレベルアップが見込めるでしょう。
集団授業は「ついていく」授業、個別指導は「自分で積み上げていく」ことを助けていく授業です。
一番良いのは集団授業と個別指導を併用していくことですが、自分のレベルを考えて、まずは個別指導から、がお勧めですね。