どうしても医師になりたい!医学部に入りやすい穴場はあるの? | 医学部を目指すならアズメディ

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どうしても医師になりたい!医学部に入りやすい穴場はあるの?

医学部受験は難関です。

全国各地に医学部は存在しますが、定員が少なく、1人の学生が多くの大学を受験するため、合格難易度がとても高くなっています。

志望校を決め、合格を果たすためには、戦略的な勉強が不可欠です。

そこで今回は、医学部入試の現状を整理し、いかに自分に合った医学部を見つけていくかについて、偏差値や倍率などの側面から整理していきます。

▼目次

医学部受験は合格率は10%未満

合格は狭き門

大学受験生全員が医学部を目指すわけではもちろんありません。

もっとも、医師になるためには医学部への入学は必須であることから、医師を目指す志の高い学力レベルの高い学生が、医学部を目指すことになります。

その結果、必要となる学力レベルはかなり上がり、定員の少なさと相まって、合格難易度がとても高くなります。

倍率は約14倍、私立医学部でも一般的な偏差値は60以上必要と考えるべきです。

合格可能性を高めることが大切

現行の大学入試のルールでは、国公立大学は前期試験と後期試験の2回しかチャンスがなく、後期試験はかなり難易度が高いため、実質的には前期試験の1回のみがチャンスだと考えてよいです。

他方で、私立大学の医学部は、入試日程が重なることもあるとはいえ、受験校数に上限はないため、受験をしようと思えばいくらでも受験をすることができます。

体力や、過去問との相性もありますので、限界はありますが、戦略的に合格を目指すことで、合格可能性を高めることができます。

穴場の医学部の見つけ方 競争率が重要ポイント

前年度の競争率を確認しよう

受験生の心理を考えてみましょう。

倍率を見て、高ければ別の大学にしようと考える。

これは受験においてとてもよくあることです。

すなわち、前年度の競争率が高い医学部は敬遠される傾向にあります。

1つの狙い目として頭に入れておきましょう。

3~5年単位で確認しよう

前年度の競争率を見ると言っても、年度によって波や流れがあり、もう少し広い視点で見ることも必要です。

入試日程を変更し、他大学と重なる、ないし逆のことが起こることにより、競争率が大きく変わることも少なくありません。

前年度のみならず、3~5年スパンで競争率を確認することで、受験戦略が立てやすくなります。

穴場の医学部の見つけ方 偏差値が重要ポイント

偏差値は大切ではあるが…

中学受験、高校受験では、偏差値が受験校を決めるうえでの重要な指標となります。

もちろん大学受験でも同じですが、医学部受験においては、あくまでの目安の1つと考えておきましょう。

理由は複数ありますが、後述する国公立大学医学部と私立大学医学部の違いや、入試日程による母集団(受験者数や、受験する生徒のレベル)が異なることが挙げられます。

国公立大学と私立大学

先述の通り、国公立大学と私立大学とでは、入試のスタイルが異なります。

センター試験(2020年からは共通テスト)の結果が、必ず要求される国公立大学は、勉強をする教科数も多くなるため、受験する学生の数は私立大学に比べて少なめになります。

ゆえに、偏差値も必然的に高くなり、私立大学医学部と同列で比べることはできません。

偏差値と倍率の他のポイントは?

受験回数

私立大学の中には、複数回の受験が可能な大学もあります。

いわゆる一般受験のほかに、共通テストの結果を利用したり、各種推薦入試を実施している大学の少なくありません。

たとえば、帝京大学医学部は、医学部受験に穴場はあるのか入試日が3日間設けられており、仮に全日程受験をすると、そのうちの最も得点の高い点数が採用されます。

それだけ合格する可能性を広げることができることになります。

難易度的には入りやすい医学部とはかならずしも言えませんが、同じ大学を3回挑戦できる点で穴場と言えるでしょう。

学費

医学部は6年間です。

国公立大学であれば、同大学の他学部と比しても大きく学費が異なることはありませんが、私立大学医学部ともなると、学費は数千万円単位でかかってきます。

近年は、学費を少し下げ、受験生を囲い込もうとする流れがあるなど、学費についてもしっかりと確認する必要があります。

裏を返すと、学費の高い大学、学費をあげた大学は、志願者数が減ることも十分に考えられるため、狙い目とも言えます。

地方の国公立大学医学部

都内の医学部に入学させることを希望する保護者が多いのが現状のため、地方の国公立大学医学部は狙い目と言えます。

もちろん、国公立大学受験となるため、勉強すべき教科数が多くなったり、6年間親元を離れて暮らす可能性が高くなるなど考えるべき点も多いですが、合格難易度という点では若干下がるため、検討の余地はあります。

まとめ

一口に医学部受験と言っても、入試方式や日程などはさまざまです。

過去問演習をする中で相性も見えてくるでしょう。

受験は情報戦の側面が大いにあります。

偏差値、倍率、学費、キャンパスの場所など、多くの観点から総合的に判断をし、志望校を早期に決め、勉強を継続的に行なっていきましょう。