医学部合格を目指すにはいつから受験勉強をはじめるべき? | 医学部を目指すならアズメディ

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医学部合格を目指すにはいつから受験勉強をはじめるべき?

医師になるために突破しなければならない第一関門である医学部入試。

全国各地に医学部は存在しますが、定員はどこも100人前後、倍率は10倍をゆうに超える難関試験です。

現役合格は全体の2割ほど、合格難易度はとても高いです。

複数年計画での計画的かつ継続的な勉強が、最終合格のためには不可欠となります。

そこで今回は、医学部合格を目指すにはいつから受験勉強をはじめるべき?というテーマで、受験勉強の開始時期や必要な学力などについて細かく解説をしていきます。

▼目次

医学部合格にはどのくらいの学力が必要?

偏差値62以上は必要

医師になるためのはじめの関門ともあって、合格のためには相当な学力が要求されます。

全国各地に大学医学部は存在しますが、一般的な偏差値レベルでも最低でも62ほどは要求されます。

また、この62という数字は最低ラインであり、国公立私立問わず、最難関に分類される医学部では、大学受験のトップである東京大学に合格するに匹敵するだけの学力が求められます。

医師を志す、勉強の得意な受験生が受験をすることもあり、偏差値も合格難易度も高くなります。

偏差値だけでは測れない要素も

通常の大学受験であれば、いわゆる筆記試験、学力試験のみで合否が判定されますが、医学部入試の場合、その多くは1次試験で学科試験が、2次試験で面接試験と小論文試験が求められます。

高い偏差値をとり、学力を身につけたとしても、2次試験に向けた準備を怠ると最終合格は難しくなります。

純粋な学力の向上のための努力と並行しつつ、最終合格のためのぬかりない準備が要求されます。

医学部の受験勉強は、25.2%が高1から始めています

高校1年生から開始

では、いつから受験勉強を開始すればよいのでしょうか。

ある調査によると、高校1年次から受験勉強を始めた人が25.2%という結果が出ています。

4分の1の受験生が3年間かけて継続的に勉強をしていることがわかります。

早ければ早いほど良い

基礎学力が必要なことは言うまでもありませんが、受験生1人1人で得意不得意や理解度に差はあります。

先述の通り医学部最終合格のためには、1次試験と2次試験とをパスする必要があり、しっかりとした準備をするためには時間はいくらあっても足りません。

もし仮に将来の夢を医師になることと決めた際には、そう決めたその瞬間から、合格に向けて動き出す必要があります。

始める時期は早ければ早いほど良いのです。

高校受験をした高校1年生にとっては、受験終了時からまたすぐに受験勉強をするという状況となりますが、目標達成のためには、それだけ多くの時間を割くことが求められます。

志望校の選び方

国公立と私立どちらを目指すか

勉強を始める際には、ゴールである志望校を明確にする必要があります。

もちろん、はじめから自分の目指す大学を1つに決めることは難しいですが、少なくとも国公立大学と私立大学どちらの医学部を目指すかは考えておくべきです。

大きな違いは、受験科目の数にあります。

2020年度入試から大学受験は大きく変わり、今までのセンター試験が廃止され、大学入学共通テストが行われます。

簡単にご説明すると、国公立大学受験の場合には、各大学の試験の前に、共通テストの受験が必須となります。

言い換えると、共通テストと各大学の試験の結果を総合して合否が決せられます。

他方、私立大学の場合には基本的に共通テストの結果は加味されません。

各大学ごとの独自の入試により合否が決まります。

国公立受験の場合に共通テストで要求される教科数は大変多いため、よりまんべんなく勉強をしていくことが求められます。

学費の面にも注意が必要

志望校を決めるうえで重要なポイントは学費面です。

医学部は6年過程となりますが、国公立大学では600万円ほど、私立大学では2,000〜3,000万円ほどの学費がかかります。

学費面での差は大きく、志望校決定においては学費の面にも注意が必要です。

勉強のプロセス

まずは基礎固めを

医学部受験が大学受験において難関に位置づけられるとしても、まずやらなければならないことは各科目の基礎固めです。

基礎が身についていなければ、その上にどれだけ積み上げようとしても積み上がりません。

複数年計画での受験勉強を考える場合、現役合格を目指すのであれば、高校2年生終了時までに各科目の基礎固めを終えておくことが理想です。

過去問演習は必須

可能であれば3年生開始時、遅くとも3年生の9月からは各大学の過去問演習を進める必要があります。

実際に解いてみるとわかることですが、各大学の問題には特色があります。

相性の問題もあり、点数の取りやすさは個々で異なるでしょう。

自分に合った大学を見つけるためにも、早い時期に基礎を固め、過去問演習に入ることが理想です。

まとめ

最終合格のためには、計画的かつ継続的な勉強が求められます。

早い時期にゴールを明確にし、可能な限り最短距離で目標を達成したいものです。

まずは情報収集。

医学部受験に必要な知識を集め、最適な勉強方法をとることが求められます。

情報収集も勉強開始も早いに越したことはありません。

目標達成のために、今から動いていきましょう。