働きながら医者になりたい。社会人が受けられる医学部の学士編入制度についても解説 | 医学部を目指すならアズメディ

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働きながら医者になりたい。社会人が受けられる医学部の学士編入制度についても解説

「今は社会人をしているけど、医者を目指してみたい」「学生の頃、夢だった医者を諦めきれない」など、社会人になってから医者を目指そうとする方もいらっしゃると思います。

しかし、夢や目標と同時に「仕事を辞めるのは怖いから、働きながら目指したい」「6年間も働きながら学生をできるのだろうか…」など様々な思いもあるかと思います。

そこで今回は、働きながら医者になれるのかどうかや社会人が受けられる医学部の学資編入制度について解説します。

働きながら医者を目指す人にとって、役立つ情報なのでぜひ一度目を通してみてください。

▼目次

働きながら医学部受験は可能?

結論から言うと、働きながら医学部受験に挑戦することは可能です。

しかし、想像がつく方も多いと思いますが、入試では勉強のみに集中できる学生や浪人生と戦う必要があるので、働きながら合格を目指す社会人であれば、並大抵の努力では合格できません。

ほかにも、学生時代にあった集中力や体力が年齢とともに下がってしまい、なかなか思ったように勉強が進まないということも考えられます。

そのため、働きながら医学部受験に挑むことは可能であるものの、しっかりとした覚悟や意志、それにともなう努力ができなければ、合格をつかむことはできないのです。

何歳まで年齢制限はある?

ここまで、働きながら医学部受験を目指すことが可能か不可能かについて解説してきましたが、そもそも医学部受験に年齢制限はないのでしょうか?年齢制限があるのであれば、いくら頑張って受験勉強をしても、医学部に入学することはできません。

そこでここからは、医学部受験に年齢制限があるかどうかや医学部に通っている学生の年齢層についても解説します。

医学部受験に年齢制限はない

医学部への受験を希望する人に対して、年齢で制限されるということは基本的にはありません。

ただし、医者という職業は、非常にハードな職業であるため体力が求められます。

そのため、高齢で医学部を受験した場合は、体力不足などを理由に不合格にされてしまう可能性があります。

また、医学部に合格できたとしても、卒業するためには6年間の勉強が必要な上に、研修医の期間を初期2年、後期3~6年と、一人前になるまで非常に長い期間がかかります。

そのため、50台で医学部に合格しても、一人前の医者になる頃には還暦近くなっているため、高齢で医学部に合格することは、難しいのです。

学生は20代前半が多い

高齢での医学部合格は困難であるものの、20代後半や30代で合格を勝ち取った人は少なくありません。

しかし、共に勉強する学生たちは20代前半の学生が多いことは間違いありません。

そのため、年齢を気にする方であれば、コミュニティーに入りづらかったり、友達を作りづらかったりなど、煩わしさを感じてしまう場合もあるかもしれません。

ただ、医者になれば、様々な年齢層の患者さんと接することになります。

そのため、「学生の間に、自分と違う世代の人と話す練習をしておこう」というような意気込みで学生時代を過ごせれば、非常に有効な時間となるでしょう。

社会人が受けられる医学部の学士編入制度とは

働きながら医学部に通うとなれば、「少しでも短い期間で医者になりたい」「できるだけ無駄な時間は省きたい」と考える人も多いでしょう。

そこでここからは、社会人だからこそ受けられる「学資編入制度」について解説します。

社会人になってから医者を目指す人にとっては非常に有効な情報なので、ぜひ一度目を通してみてください。

学士編入制度とは?

学士編入制度とは、医学に全く関係のない学部であっても4年制大学を卒業している人であれば、誰でも利用できる制度です。

学士編入制度の主なメリットは、通常であれば6年間の勉強が必要な医学部を5年もしくは4年で卒業できるというものです。

つまり、必然的に短期間で医師になることができるということなのです。

この制度は、先ほども説明した通り、すでに4年間大学で学んでいる人を対象としているため、基礎科目の教養課程は学び終わっているという前提の制度となります。

そのため、学資編入制度で医学部に入学したからと言って、医者としての知識が乏しいというわけではないのです。

試験のレベルは高校・大学レベルかそれ以上

さきほどの説明を読んで「4年制大学を卒業しているから学資編入制度が使える!」と思った方もいると思います。

しかし、学士編入制度を利用するためには、試験を受けなければなりません。

試験の内容は、医学部受験と同じで、筆記試験と面接が行われます。

筆記試験の科目は、数学や理系科目、英語が出題される場合が多く、難易度は高校レベルか大学の教養課程レベルとなります。

そのため、高校時代や大学時代の勉強を覚えている方にとっては問題のない試験ですが、すっかり忘れてしまって方にとっては、難易度が高く、しっかりと勉強をした上で試験を挑まなくてはならないでしょう。

まとめ

今回は、働きながら医者になれるのかどうかや社会人が受けられる医学部の学資編入制度について解説しました。

事実、働きながら医者を目指すということは簡単なことではありません。

しかし、だからと言って不可能というわけでもありません。

ただ、学生の頃の勉強方法などで勉強してしまうと、効率が悪かったり、思ったように勉強が進まない可能性があります。

そのため、効率よく勉強し、できるだけ早く医者になりたいと考えている方は、医学部専門の予備校や家庭教師を利用することがおすすめです。