医学部の勉強についていけない!事前に知っておきたい難易度と定期テスト | 医学部を目指すならアズメディ

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医学部の勉強についていけない!事前に知っておきたい難易度と定期テスト

「医学部合格=難しい」というイメージを持っている人はたくさんいるでしょう。

しかし、実は受験だけではなく、医学部合格後の大学での勉強も非常に難しく、ついていけなくなってしまう学生も一定数いるのです。

そのため、目の前の医学部合格のために受験勉強を頑張ることも重要ですが、入学後のことを正しく知り、それでも医学部に進学したいかを考えることも非常に大切です。

そこで本記事では、医学部での勉強の現状や医学部で行われる定期テストの難易度、勉強についていけなくなった時の対処法などを紹介します。

▼目次

医学部の勉強についていけない生徒は意外と多い

通常の大学生であれば、大学受験は難しいものの、入学してしまえば単位を取得することは簡単で、趣味や遊び、アルバイトに明け暮れているということも少なくないでしょう。

しかし、医学部の学生は全く違います。

医学部は、将来医師になる人材を育てる役割を担っているため、医師になるために必要な膨大な知識を覚え、理解する必要があります。

そのため、よほど暗記が得意であったり、容量が良い学生でなければ、日々勉強に追われ、勉強についていけなくなってしまうことあるのです。

医学部の勉強についていけないとどうなるか?

医学部の勉強についていけなくなってしまうと、必然的に単位が取れなくなってしまいます。

そして、単位が取れないということは、留年して改めて単位を取り直さなければならないということです。

留年できるからと言っても、いつまでも留年し続けられるわけではありません。

多くの場合、6年制大学では12年間しか在籍することはできません。

そのため、長くとも留年は6年間が限界なのです。

6年間が過ぎると除籍されてしまいます。

また、留年生活に耐えられずに中退してしまう人もいるでしょう。

そして、12年間かかっても卒業できないとなると、非常に厳しい現実が待ち構えています。

浪人せずに医学部に合格できれば、入学する時の年齢は18歳になります。

そこから、12年間医学部に在籍すれば、30歳になるということです。

さらに、そこで除籍もしくは中退すれば、最終学歴は高卒になるのです。

社会人経験のない最終学歴高卒の30代が就職することは難しく、かなり厳しい人生が待ち構えているといっても過言ではないでしょう。

医学部で行われる定期テストは難しいの?

医学部の定期テストは、夏休み前と冬休み前の年2回になります。

また、テスト期間は1ヵ月から2ヵ月で、その期間中に10から20科目のテストを受ける必要があります。

医学部の定期テストでは、おおよそ60%以上の点数を取れれば、問題ないと言われています。

また、ほかの学部と同様に、追試や再追試験があることは多いです。

しかし、臨床実習のことを考えると、本試験で通れるくらいの知識を身につけておくべきでしょう。

また、医学部の定期テストは選択式であることが多いため、何よりも暗記することが重要となってきます。

さらに、科目数が多いことから、一度のテスト期間に暗記しなければならない知識の量も非常に多いので、必然的に勉強時間もしっかりと確保する必要があります。

テスト勉強の方法は、授業をしっかりと聞き、テキストやレジュメを読み込み、過去問題の対策を行うという、非常にシンプルなものです。

しかし、これまでも述べてきた通り、覚えなければならない知識の量が多いため、効率とバランスを考えた上で、勉強を進めていくことが重要です。

医学部の勉強についていけないときの3つの対処法

ここまで解説してきた通り、医学部での勉強は簡単ではなく日々努力が必要です。

また、少しでも手を抜けば、勉強についていけなくなってしまうということもあるでしょう。

そこでここからは、医学部の勉強についていけないときの3つの対処法を紹介します。

今すぐ必要のない知識かもしれませんが、医学部に進学する覚悟を固める為にも、一度目を通してみてください。

中退はせず留年し、勉強を続ける

1つ目の対処法は、「中退はせず留年し、勉強を続ける」ことです。

勉強についていけなくなり、留年が決まってしまえば「いっそのこと中退してしまった方が楽なのではないか」と、逃げ出したくなることもあるかと思います。

しかし、これまで紹介してきた通り、中退したり除籍されることになれば、非常に厳しい現実が待ち構えています。

そのため、まずは何よりも、諦めずに勉強し続け、卒業を目指しましょう。

留年したからと言って、医師になれなくなるわけではありません。

衝動的に行動することはやめ、自分の将来について考えた上で、行動するように心掛けましょう。

これまでの勉強方法を見直す

2つ目の対処法は「これまでの勉強方法を見直す」ということです。

「自分は周りの人よりも頭が悪いから……」「医者になれる素質がないんだ……」などと考えていても、何の解決にもなりません。

まずは、勉強についていけなくなった原因を考えましょう。

「これまでのテスト勉強では、自分が満足できるだけの勉強ができていたか」「できていないのであれば、原因は何か」「できていたのなら、なぜ点数に反映されていないのか」など、深掘りすれば、自分の弱点や改善案が見えてくるでしょう。

周りの友人にアドバイスをもらう

最後は、「周りの友人にアドバイスをもらう」ということです。

プライドが邪魔をしてしまい、聞きづらいと思う人もいるかもしれませんが、勉強についていけている友達に日々の勉強方法やテスト勉強の仕方を聞くことが、一番の近道です。

また、聞く相手が少数になってしまうと、自分に応用できない場合もあるので、できる限り多くの人にアドバイスをもらい、自分に合った勉強方法を見つけていくと良いでしょう。

まとめ

ここまで、医学部での勉強の現状や医学部で行われる定期テストの難易度、勉強についていけなくなった時の対処法などを紹介しました。

今回紹介した内容は、受験前や受験中には役立たない情報かもしれません。

しかし、医学部を受験するにあたって、「入学後も継続して勉強し続けられるか」「難しい勉強でも心が折れないか」などを事前に考えておくことができます。

もし、「入学後は遊びたいと思っていた……」「受験後も6年間勉強し続けるのは無理」と思うのであれば、医学部を目指すべきではないかもしれません。

このように、医学部を目指す前に、自分自身の気持ちと一度向き合っておくことは、自分の納得できる進路を選ぶために非常に重要なことなのです。