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医学部再受験に寛容な国立・私立大学まとめ【再受験で合格する方法について】

医学部を再受験しようと考えていても、「再受験者を取ってくれる大学はあるのだろうか」「再受験者は不利になると聞いたことがあるから心配」などと様々な不安を感じている人は少なくないと思います。

そこで今回は、医学部再受験に寛容な大学や医学部再受験で不利にならないようにする方法について解説します。

再受験に対する不安や疑問、焦りを抱えている人は是非一度目を通してみてください。

▼目次

【国立・私立】医学部再受験に寛容な大学情報

入試条件などで明確に年齢制限をする大学はありませんが、「できるだけ長い期間医者として働いてほしい」と考える大学は多く、再受験者は厳しい評価をされる場合も考えられます。

しかし、一方で再受験に寛容な大学も存在します。

そこでここからは、再受験に寛容大学を国公立大学と私立大学に分けて紹介します。

国公立大学:関東圏を避けて選ぶ

あくまで噂の域は出ませんが、国公立大学の医学部を受験する場合は関東圏を避けた方が良いと言われています。

理由としては、近年の医学部の人気は上昇傾向であり、特に関東圏は他の地域と比べて、現役生や浪人生など若い優秀な学生が集まりやすくなっているからです。

そのため、再受験で国公立大学医学部の受験を考えている場合は、関東圏以外の大学を選ぶことをおすすめします。

例えば、東日本で探しているのであれば山梨大学や富山大学、岐阜大学など、関西であれば奈良県立医科大学、滋賀医科大学、大阪大学、中国・四国、九州なら岡山大学、香川大学、九州大学、琉球大学が再受験者に寛容と言われています。

私立大学:国公立よりも寛容ではあるものの、関東圏は厳しい

私立大学は、国公立大学と比べると、再受験者に寛容と言われています。

また、国公立大学医学部よりも倍率や偏差値が低いことがほとんどなので、学費を工面することができる人であれば、私立大学を選ぶのが賢明でしょう。

しかし、国公立大学と同様で、関東圏の大学は他の地域と比べ人気が高いため、再受験者に対して厳しい評価を下している可能性が考えられます。

そのため、可能な限り関東圏以外の大学を選択するようにしましょう。

再受験者に寛容と言われている私立大学は、近畿大学、聖マリアンナ医科大学、帝京大学などと言われています。

医学部再受験で不利にならないようにする方法

ここまで解説してきた通り、再受験者は現役生や浪人生と違って、厳しい評価を受ける可能性があります。

しかし、再受験生だからこそできる、不利な状況を回避する方法が存在しますそこでここからは、医学部再受験で不利にならないようにする方法2つを紹介します。

①現役学生に負けない学力を身につける

1つ目は「現役学生に負けない学力を身につける」です。

さきほども述べましたが、大学は「若い学生を取り、少しでも長く医者として働いてほしい」という思いがあります。

しかし、だからと言って若ければ優秀でない学生でも取るということはありません。

そのため、どうしても変えることができない年齢は一旦置いておいて、努力次第でどうにかなる学力を伸ばすことに専念しましょう。

現役生や浪人生と戦えるだけの学力を身につけることはもちろんのこと、確実に合格をつかみ取るためには、圧倒的な差をつけられるくらいの学力を身につけることが、合格への近道になります。

②医療職種で経験を積む

2つ目は「医療職種で経験を積む」ということです。

再受験者への評価が厳しくなってしまう理由が「年齢」です。

一人前の医者になるためには、医学部に入学してからおよそ10年かかるため、体力が必要とされる医者はできるだけ若い方が良いと思われるのです。

しかし、年齢を重ねているからこそアピールできるポイントもあります。

医療系の職種に携わっていた経験があれば、医者になって知識や経験を活かせる可能性は高く、医学部受験の際にもアピールポイントとして活用できます。

具体的には、看護師や獣医師、歯科医師、放射線技師、理学療法士などの職種です。

医学部再受験の面接対応のコツ

医学部受験は、他の学部と違って面接が必須となります。

また、再受験者は、現役生や浪人生と違って、より幅広く、深い質問をされることが考えられるため、きちんと対策することが必須です。

そこでここからは、医学部再受験の面接対応のコツを2つ紹介します。

①他の学問や社会人生活で培った知識や経験を言語化する

1つ目のコツは「他の学問や社会人生活で培った知識や経験を言語化する」ことです。

再受験をする人は、医学部以外の学部への進学経験や社会人経験がある場合が多いと思います。

面接では、そういった経験の中で学んだことや経験したことについて質問される可能性が大いになります。

そのため、自分自身の知識や経験を一度言語化して、可能であれば、医学に結び付けられるように整理しておくと、面接の中で大きなアピールポイントとなるでしょう。

②再受験に至った経緯を言語化しておく

2つ目は「再受験に至った経緯を言語化しておく」ことです。

再受験をする人は、少なからず1度は医者以外の選択肢を選んだ経験があると思います。

また、何らかのタイミングで医者を改めて目指そうと思うきっかけがあったはずです。

そういった経緯や心情の変化を言語化しておきましょう。

現役生や浪人生と同じような深さの内容となってしまうと、物足りなく感じられてしまう可能性もあるので、できるだけ深く自分自身を分析した上で、その内容を簡潔に話せるように整理しておくと良いでしょう。

まとめ

今回は、医学部再受験に寛容な大学や医学部再受験で不利にならないようにする方法について解説しました。

実際のところ、現役生や浪人生と比べると、再受験者は不利になってしまうという傾向はあるようです。

しかし、「できるだけ長く働ける若い人に入学してほしい」と思う一方で、「優秀な学生を採用したい」という思いは、どこの大学も変わらないでしょう。

そのため、再受験だからと言って諦めるのではなく、優秀な成績で受験を突破できるように勉強することはもちろん、社会人経験や他の学問で学んだ知見をアピールできるよう、対策することが重要です。