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【40歳の医学部受験】40歳から医者を目指せる?合格のポイントと注意点

「医者になって多くの人の役に立ちたい」「命を救いたい」などの思いは、年齢に関係なく抱くものだと思います。

しかし、40歳からの医学部受験となると、本当に合格できるのかという不安を感じる人は少なくないと思います。

そこで今回は、40歳から挑む医学受験の注意点や合格するためのポイントについて解説します。

40代からの医学部受験に対して不安を抱えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

▼目次

40歳で医学部に合格できる?

40歳で医学部に合格できるか否かについてですが、結論としては可能です。

国公立医学部入学者の年齢を調べた調査では、2021年度は3名の方が国公立医学部に入学したというデータが出ています。

また、一度別の学部を卒業している方であれば、一般入試ではなく、学資編入という制度を使って医学部に入学することも可能です。

学資編入の試験は、一般入試と比べ受験科目が少ないという点では、挑むやすい方式といえますが、倍率が非常に高いので簡単に入学できるというわけではありません。

40歳の医学部受験の難しさと注意点

現役の学生であっても合格をつかみ取ることがなかなか難しい医学部受験ですが、40歳からの医学部受験となると現役生とは違う側面での難しさや注意すべきことがあります。

そこでここからは、40歳の医学部受験の難しさと注意点について解説します。

40歳の医学部受験の難しさ

40歳の医学部受験の難しさの1つとして挙げられるのが、仕事と勉強の両立です。

40歳から医学部受験に挑む人の大半は、すでに医者とは別の仕事についているという場合が多いでしょう。

そのため、現役生や浪人生と比べ、勉強時間が圧倒的に短くなります。

また、体力や思考力、集中力なども、学生時代よりも衰えてしまっている可能性が高いため、効率良く勉強を進められないということも考えられます。

また、仕事を辞めて医学部受験に挑むという人であっても、貯金の残高や万が一受からなかったときのことを考えてしまうと、勉強に集中できなくなってしまうということもあると思うので、可能な限り仕事をつづけながら医学部受験に挑戦する方が、安心できるでしょう。

40歳の医学部受験の注意点

40歳の医学部受験の注意点の1つは、「独学での勉強は避ける」ということです。

医学部に入学してからの学費に充てるお金を取っておきたいということから、医学部受験には最低限のお金しかかけたくないという人も少なくないと思います。

しかし、先ほども解説した通り、40歳の医学部受験は、勉強に充てられる時間が少なく、体力や集中力も現役生に劣る可能性が高いため、可能な限り効率の良い勉強が求められます。

独学で勉強するとなると、自分で学習スケジュールを立てることはもちろん、志望校の情報集めや分析なども自分で行わなければならず、勉強以外のことに多くの時間がとられてしまうことになります。

しかし、予備校や家庭教師を利用していれば、効率の良い学習方法を教えてもらえたり、これまで蓄積してきた大学の情報を共有してもらうことができたりするため、自分は勉強にだけ集中していれば良いという環境を作り出せるのです。

40歳の医学部受験の成功ポイント

40歳の医学部受験では、がむしゃらに勉強しているだけでは合格をつかみ取ることはできません。

少しでも受かりやすい大学や入試方式を選んだり、40歳だからこその受験対策したりするなど、戦略的に受験に挑む必要があります。

そこでここからは、40歳の医学部受験の成功させるポイントを2つ紹介します。

①年齢に寛容な大学を選ぶ

1つ目のポイントは「年齢に寛容な大学を選ぶ」ということです。

医学部は「医者となる学生を育成する」という役割があるため、できる限り長い期間、医者として勤められる若い学生を取りたいというという考えが一般的です。

また、一人前の医者になるためには10年近くかかると言われているため、年齢の高い人を合格にしても、医者として勤められる期間が短いという懸念もあります。

そのため、表立って年齢制限をする大学はありませんが、大学によっては年齢を加味して合否を決めているのではないかと言われているところもあります。

年齢に寛容かどうかについては、過去の合格者の年齢を見てみましょう。

過去に30代や40代の合格者がいれば、年齢に寛容な大学といえるでしょう。

②面接対策をしっかりと行う

2つ目は、「面接対策をしっかりと行う」ことです。

医学部の試験科目としてほとんどの大学で面接が実施されていますが、40歳で受験に挑む場合は、現役生と同じような面接対策をしていてはいけません。

「40歳からなぜ医者を志したのか」「これまでどういったことをしてきたのか」「これまでの経験で医者になってから活かせることはあるか」など、年齢を積み重ねているからこそ聞かれる質問があります。

また、回答についても現役生や浪人生と同じクオリティになってしまうと、幼い印象を与えてしまう可能性があるため、自分の考えや思いについて深く掘り下げて、上手く言語できるようにしてく必要があります。

まとめ

今回は、40歳から挑む医学受験の注意点や合格するためのポイントについて解説しました。

年齢に関係なく、非常にハイレベルな学力が求められる医学部受験ですが、40歳で合格することが不可能というわけではありません。

しかし、現役生と肩を並べるくらいの学力を身につける必要があるため、並大抵の努力では合格することはできないということも自覚しておきましょう。

働きながら再受験に挑む方や効率の良い勉強をしたい方は、医学部専門の予備校や家庭教師などのプロの力を借りるというのも1つの選択肢なので、ぜひ1度検討してみてください。